文字と気持ちの墓場

二人の息子のおかーちゃんしながらコスプレと同人活動やってます

どうしてそこまでして同人誌を出し続けるのか

昨日久々に頭痛と生理痛と寝不足からのコンボで吐いて寝込んでしまった。

ビビるわ。

体調を崩す度に健康のありがたさと、助けてくれる家族のありがたさに感謝しながらうんうん唸っていた。幸い寝たら治るので、たくさん寝て一晩経つ頃にはぴんぴんしていた。

 

まあ、理由は頭痛と生理痛と寝不足といったけれど、脱稿して入稿してもろもろの処理が終わったとたんにこれなので、完全に原稿疲れである。

この一か月くらいず~~~~~~っと同人誌の新刊のことばかり考えていた。本文を書くまではそのことで頭がいっぱいで、書き終わってからも体裁を整えるのにあっぷあっぷで、他にも印刷所や書店への連絡でえっちらおっちらなっていた。

そもそも同人誌を作るという作業、やることが多すぎる。

 

・書く(めちゃくちゃ大変)

・本の形にする(すっげー大変)

・印刷所への連絡・入稿(いつも迷惑かけてごめんなさい印刷所さん)

・通販とかの準備する(ちょう大変)

 

この作業を、一人でする。

は????正気か????

正気じゃない。正気じゃないのにみんなやってる。世の中には気が狂っとるやつが多すぎる。

しかも、これだけすればいいってわけじゃない。バイトも家事も育児もこなしつつやるのだ。

は???ばかなの????

馬鹿だなぁと思いつつ、ひぃひぃ言いながら今回も同人誌を作った。

そして終わった途端ぶっ倒れている。いや~~~~いくら私がぴちぴちの22歳(来年も22歳になります)だからって言っても無茶したらいかんなぁとしみじみした。くそ~~~22歳なのにな~~~~~。

 

体に気を付けつつ趣味をするのが一番大事なのだけれど、それでもつい、我を忘れてしてしまう。

そんなに楽しいか?と言われたら、「ええと……」と目を逸らせてしまう。

いや、楽しい。楽しいんですよ。それは確か。でも、この苦しさを上回るほど常に楽しいかと言われたら、「いやぁ……」と口ごもってしまう。

いやこの話、なんかデジャブると思ったら前同じようなの書いていたわ。だからこの辺は割愛。

 

anakonda69.hatenablog.com

 

「同人誌を書くのは、自分の断末魔みたいなもの」とこの上の記事で言っている。

誰かに何かを伝えたいとか、誰かを楽しませたいとか、そういうのももちろんあるけれど、それは一番じゃない。

私にとっては私が書きたいものを書くのが一番で、私が出したい本を出すことが一番だ。

だから毎回クレイジーな、けれども自分の性癖に忠実な一冊が仕上がる。はい!!!今回も自信作です!!!!!

 

 

自分の書いたものは、とても拙くて、足りないところもたくさんある。今回もめちゃくちゃ誤字確認したのに早速発見してのたうちまわった。誤字、なんで生まれてしまうん?

それでも自分の作ったものは、書いたものは、多分半年後の私を楽しませてくれる。もしかしたらめちゃくちゃ気分の落ち込んだ私を助けてくれるかもしれない。

それが、きっと私が本を作る理由だ。

 

 

同人誌を作るまでの人生にも、全然、不満なんてなかった。

結婚生活はそこそこだったし、子供も手はかかるけどかわいかった。

趣味だってあるし、コスプレも楽しいし、反応なんてないけれど文章のようなものをたまーーーーに書いて、書く欲は発散させていた。

 

それでも、一度作ってしまったら。

自分の書いたものが本当に、本という形になって、ぱらぱらとめくれて、パソコンの画面だけじゃ表現できないものが表現できていて、確かに確かにそこに存在しているのを味わってしまったら。

 

やめられないんだよな~~~~~(総括)。

 

 

作れば作るほど、作りたいものが頭に浮かぶ。こんなこともしたい、こんな本も出したい、って脳内でどんどこ暴れて楽しくなってくる。わくわくしてくる。

こんなわくわくは、本を作るまで味わえなかったことだ。

 

マジでめちゃくちゃ本作るのって大変だし、誰にでも勧められることじゃない。

それでも、作る前の日々とは、明らかに色が変わっている。走れば走るだけ、本の厚みになって何かが残って、それが嬉しい。まあ今年に入ってから(コピ本含めて)6冊は作りすぎだと思うけれども。愚かなので加減が効かない。

 

原稿、すっげ~~~~~~大変。新刊作るってすっげ~~~~~~大変。

それでもやめられなくて、やめたくなくて、今日も自分の体と相談しながらいろいろ作っている。いやでも健康第一なので、無理せんようにしような自分!

とりあえず、落ち着いたらまた8月の原稿が待っているという事実にぞっとしつつ、今は本が仕上がるのを楽しみに待ちます。

 

おしまい!