文字と気持ちの墓場

二人の息子のおかーちゃんしながらコスプレと同人活動やってます

こうやって書いている

今日は私がどうやって書いているかのお話。

いやマジ全然需要とか「別に聞いてないんですけど……」みたいな空気を感じるけどまぁ内容はいつものただの日記なので気にしないで下さい。

 

小説を書こう!と思った時、まず用意するものがあります。

 

眠くて眠くてあとはもう寝るだけなのに「なぜ!!我は眠れない!?!?!?」と混乱しながら泣き喚いて部屋中暴れまわる赤子です。

 

しょっぱなから大変不穏ですが、この状態からスタートです。

抱っこもダメ、おんぶもダメ、ミルクもダメ。基本的に何してもダメだけれど、きっとあと数分泣けばことんと寝落ちるんだろうな……という感じの赤子と二人きりで暗い寝室におります。

まぁ泣いてると言いましたが、日によっては「この時間なのに!?なぜ!??!」と思うくらいテンションが高く、満面の笑みで寝室で踊り狂っている日もあるし、「この世のすべてが気に入らない」という感じでひたすら布団で地団駄している日も色々あるよね。ガチャ。

 

暗闇の中そんな子と二人で、じっ……とこちらは天井を見つめながら横たわるしかありません。スマホを開くなんてもってのほか。ただいつ終わるかわからない寝かしつけタイムを耐えるしかありません。

でもそんな時、私は

 

どぷん、

 

と自分の想像の中に入ります。目では子供を追いながら、頭の中で色んな物語を描いて、水に深く深く潜るようにどんどん想像していきます。いわゆるプロットを立てる作業が、この寝かしつけの時間に行われます。

 

「眠くてしんどいねぇ」と子供をとんとんしながら、頭の中では色んな風景が見えています。

暗闇の中いつのまにか光るおもちゃをもって、七色に光らせながらにや……と笑っている子供を横目で見ながら、好きなキャラの会話を聞いています。

現実では布団に横になっているだけなのに、どんどんどんどん、深く深く潜っていろんなお話が展開していくのは正直、めちゃくちゃ楽しいです。救われています。

 

f:id:anakonda69:20200724152654j:image

暗闇の中光るおもちゃを見つめて微笑む息子

 

私の頭の中は自由で、正直妄想の時には、「あっこれ世には出せない話だな」みたいなのもよく想像しています。めちゃくちゃ楽しい。私のザ・ワールド。

 

そんで、ここで組み立てた話を元に、休みの日にまとめて書いています。この組み立てる作業がなかったら、きっと書く時間が2倍3倍になって、もっと書くペースが落ちてるんだろうなぁと思います。

 

1人目の子供を産んだ時は、同人活動していなくて、寝かしつけの時間の度に私も泣いたり、泣きながらベビーカーで近所をぐるぐるしたり、10キロの子供を抱えて階段を上がったりしていました。

そうしないと自分が耐えられなかったから。どうしようもなくて、外に出るしかなかったから。

 

今はね、ただ妄想してるだけなんですけどね、それなのに心がすごく楽です。

「ね、寝ねぇ〜〜〜〜!!!」ともめちゃくちゃ思うんですが、「しゃーないな……あの話の続き考えるか……」と諦めつつどぷん、と想像を深めることに、私はめちゃくちゃ救われています。

 

少し話は変わるんですが、私の身の回りに、育児しながら世の子供のための活動!とか、自分の趣味を生かしつつ、子供たちのために、子供が楽しめる仕事を!ってすごい頑張ってる人たちが何人かいらっしゃいます。いやほんとすごくて、そしてそんな人たちの活動の横で私は「推しの出るゲームが!!!!!リメイク!!!!!!」って叫びまくってて、「いや……私これでええんやろか……」ってちょっと悩んだりしておりました。

 

でも、きっとこうやって、どぷん、と沈む時間があるから。

「ママ」じゃない、「私」でいられる時間があるから、きっとこうして、毎日ひぃひぃ言いながらも、ちゃんと立って笑えてるんだろうなぁ、としみじみ思います。

 

すごい人たちは本当にすごいけど、自分が楽しく生きていけるのも大事よね〜〜〜〜自分と家族の、少ない範囲でしか世の中見られてなくてごめんね!!!!でも楽しいことしてると、生きるのが楽しいよ!!!!みたいな話でした!!!

 

余談ですが無意識にめちゃくちゃニコニコしていたようで、旦那に「いいことあった?」って聞かれました。

「ゲームのリメイクが出んねん」「マジか、生きる糧ができたな」という訓練されたみたいな会話が出てにや……っとしてしまいました。ほんと、こう自然体に私のやりたいこと許容してくれていてよく訓練されている…感謝……。

 

まぁそういうわけで、めっちゃしんどい時間も推しのこと考えてたら楽になるよね!こうやって書いてるし生きてるよ!みたいな日記でした。

おしまい!