文字と気持ちの墓場

二人の息子のおかーちゃんしながらコスプレと同人活動やってます

息子の入院と、思ったこと

新年一発目のブログなんですけど、いやも〜〜〜〜〜〜実は上の息子が先日まで入院してましてね!?!?めちゃくちゃ大変でした……。あ、今は退院して元気いっぱいに過ごしております良かった……。

 

私の実家に帰省してたんですが、そこから帰った日の夜中から調子が悪くなりまして、次の日緊急入院でした……ヒェ……。

ただ、今日のブログはその入院に関してのものだったりとか、入院の時の記録とか、子供の病気に関してのことでは一ッッッ切ございません。ただの私の日記です。

 

入院って………ほんと………大変ですね……。月並みな感想なんですけど……。

 

もうほんと、小さい子供がぐったりして弱っているだけで「代わってやりたい」ってめちゃくちゃ落ち込んだし、元気になったらなったで、めちゃくちゃ本当に嬉しいんですが、体力を持て余した四歳児がま〜〜〜〜〜大変だし、下の赤子は元気なので暴れまわって病室徘徊しまくって上の息子の点滴引っ張ったりとか阿鼻叫喚で地獄絵図。

絶食治療で「おなかへった」って泣くのももう本当にかわいそうででもどうしようもないんだよ〜〜〜!って抱きしめることしかできないし、自分のご飯をそばで食べるわけに行かないから、トイレで泣きながらカロリーメイト食べたりとかしてて、その間も待てない赤子がドアの前でしがみつきながら「ぎゅえぁええええ」って泣いてね……なんだこれ……。

あと、外の他の料理の匂いがして、「おいしそうなにおいする。きゅうりみたいな…」って言われた時、「きゅうりをいい匂いって言うなんてよっぽどお腹減ってるんだな…可哀想に…っ」ってかわいそかわいくて胸が締め付けられたよね…。

あと子供なので夜間の付き添いすることになったんですが、下の赤ちゃんは一緒にいれなくて、旦那に相談したら「俺が夜に病院泊まる」ってすぐに言ってくれてね、ああこの人と結婚してよかったなあと思いました。入院中、狭いベッドで夜泣きする息子と一緒にずっといてくれてね…本当にこの人で良かったね。惚気です。

 

朝一で泣き喚く赤子を連れて病院に行って、夜まで病院にいて、また泣き喚く赤子を連れて家に帰ってお風呂入れて自分のご飯詰め込んで赤子寝かして明日の準備して寝る、みたいな生活を過ごしてました。いつ終わるかわかんなくて、本当につらくてしんどくて、帰り道に運転しながらよく泣いてました。

 

最初の入院の晩の帰り道ね、昼食もあまりとれなくて、お腹減りすぎてマックのドライブスルーでチーズバーガーのセット買って帰ったんです。

赤子が泣き喚く車内で、運転しながらポテト食べようとしたら、手が震えてるの。すごく。そのままぶるぶる震える手でポテトかきこみながら、「ああ私、怖かったんだな」って思って。

 

息子、処置が早かったから手術もなしで治療で治ったのですが、もし発見が遅くて、処置できなかったら死んでたかもしれない。

あんなに小さくて、まだちょっとしか生きてない愛しい生き物が、いなくなってたかもしれない。

多分すごい昔だったら、そうだったんだろうな。今の医療が発達した時代で本当によかった、よかった。

きっとすぐよくなる。大丈夫、大丈夫。でも怖かった。本当に、怖かったし悲しかったし苦しかった。

 

子供の病気って、なんで親って代われないんでしょうね。本当に、全部その苦しいのも痛いのも全部代わってやりたい。

 

で、まぁ。

このことだけに意識を向けていたら、潰れるなとそう思いました。

だからどこかで息抜きとか弱音を出さないといけないなと思ったんですが、ツイッターで他の人の楽しい様子とか見るのもアレだし、なんか他の人の話とかも見れなくて、さてどうしよっかな、ってなりまして。

 

結局ね、自分で書いた話をずーーーっと読んでました。

どこにも出してない話とかかきかけの話とか含めたら200本くらい私のスマホには話が保存されていて、ちまちまとそれを夜中、全部が終わったあと読んでいました。

だって、私の書いた話は絶対に私を傷つけないってわかってたから。これは、私が私のためだけに書いた、私を喜ばせるためだけの話だから。

いやほんと、この時ほど私は、自分勝手に話を書いていたのを感謝したことはありません。

どの話も私を楽しませるために書かれた、私をべろべろに甘やかすだけの話です。これらは私を傷つけることはないし、私を落ち込ませることもない。いやまぁ文章が下手で落ち込むことはあるけどさ。

冗談みたいに「退かぬ媚びぬ顧みぬ」の信念で書いてる、って言ってたんですけど、ホントそれで、良かった。いつかの私の書いたものに、今の私が救われてる。あぁ、書いてて良かったな、って思いました。

 

そんで、もういっこ、めちゃくちゃ苦しい時に思ってたこともあって。

もう本当にね、苦しかったし辛かったししんどかったんです。人生で一番とは言わないけど、10本の指に入るくらいにはしんどかった。

でも、歯を食いしばってどうにか日々を過ごしながら、「絶対これで終わるもんか」って思ってました。

 

この、苦しい気持ち。大切な誰かを失うかもしれない怖くてたまらない気持ち。しんどくて身体バキバキで死にそうな気持ち、夜道を運転しながら世界でたった一人きりで戦ってるみたいに思った気持ち。

そんなぐちゃぐちゃどろどろした気持ち、黒くてねばついてて、どうしようもない気持ちを、なんか、こう……アレして、形にしてやっからな!!!!!って憤ってました。(語彙力)

 

絶対この痛みも苦しみもぐちぐちした気持ちも恨みも泣きそうな辛さも、このままにしてたまるか。

辛いのが、辛いだけで終わってなるもんか。絶対にこの気持ちを、なにかにしてみせる。


じゃないと、苦しいのが苦しいだけなんて、あんまりだ。

 

具体的に言うと、この気持ちから何か書いてやる、って思ってました。実際書いてた。夏の新刊ちょっと進んだ。暗い内容だからこれ以上ないくらいマッチ。

 

書いたのは結局、もしかしたら全部消す部分かもしれない。なににもならないかもしれない。でもさぁ、本当に、辛くてしんどいのが、辛いままで終わるなんて、そんなのあってたまるかって、そう思ったんだよね。その気持ちだけで、最後歯を食いしばって頑張れたんだと思う。

 

でもこの気持ちが、北島マヤみたいな「命をかけて役を手に入れる!」みたいなのとはちょっと違うんだよね。

なんというか私のこれは逃げで、どこかに「母」でない自分がいなければ倒れてしまうから、だからこうして創作することに意識を向けていたんだと思う。

 

息子の入院する病院から帰って、暴れる赤子を寝かしつけて布団で横になって、自分の話を少し読み、スマホでほんの何行か書くその瞬間に生かされていた、と思う。

 

 

いや〜〜〜〜〜でも無事に退院できてよかった!!家最高!!!!息子も元気になってよかった!!!

ちょっとずつ、いつもの生活に戻って行けたらなぁと思います。あと気を抜いた時が一番倒れやすいからがんばろうね!!!ガハハ!!!!おしまい!