文字と気持ちの墓場

二人の息子のおかーちゃんしながらコスプレと同人活動やってます

拡散されたツイートは「コンテンツ」になるという話

先日めっっっっっっちゃ「どうなんやろ🎶」という気軽な気持ちでアンケートを取ったら、それがちょっと予想していた4000倍拡散されてびっくりしました。

 

 

こちらです。

なんかあれよあれよ🎶という間に拡散され、集計期間一日しかなかったのに三万票投票して頂きました。その節はありがとうございました!

 

それで今日はこのアンケートの内容についてのブログ…………じゃないんですよ。じゃないんかい!という感じですが、じゃないんです。(ない!)

 

え~~~~~私もツイッターはぼちぼち何年かやってて、たま~~~~~~にワッと拡散されたりするんですけど、そのどれとも今回のアンケートの拡散のされかたは違ってたんですよね。それで、「おもしろ!!!!!!」と思ったのでブログを書いています。

 

大体年一くらいでワッと拡散されるんですけど、一番最初の時はマジで怖くて500いいねいったくらいで該当ツイートをそっとミュートにしてぶるぶる震えてたりとかしてたんですけど(全然炎上系ツイートではないんですが、いいねこんだけ来るの怖くない!?って震えてた)、最近は「ふ~~~~~ん今この界隈でRTされまくってんだ🎶」と動向を見守るくらい図太くなりました。そんで今回も「わ~~~い今○○のジャンルのとこ流れてる~~~」「あっフォロワー数多い人がRTしたんかな……やっぱり~~~!」みたいな流れを見ながらキャッキャしてました。なにこの趣味?

 

ただ、なんか今までと違う。何が違うって、はちゃめちゃに引用リツイートが多い。

 

みなさん知ってましたか!?!?!?!引用リツイって、ツイートした人にも通知が行くんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!

 

いやツイッターしてる人なら「知っとるわいそんなもん!」って感じのことだと思います。だから普段、そんな人様のツイートで引用ツイとか……せんくないですか!?

誰かの「お腹減った🎶」っていうツイに「アタシも🎶」って引用ツイするの……多分ギャルくらいじゃない!?知らんけど!!!!!!

イラストや文章での感想を引用リツイしてるのはよく見ますが、つまり、「私はあなたの作品を読んでこう思いました!」みたいなのをちゃんと相手に伝えたいがために引用リツイートを使う……だと思ってたんですよね、私。

 

でも違うんですよ。何が違うって、引用リツイートで書かれたことぜ~~~~~~んぶ「そのアンケートについて〝私が〟何を思ったか」だったんですよ。

 

なんか上の分だと分かりにくいな……まあ今回のアンケートはつまり「作品を作っているときに、『もう他の人も書いてるから書かなくてもいいや🎶』ってなりますか?」という趣旨のものだったんですね。

それに対して『〝私〟は「そう思わない!」・「そう思う!!」』という引用リツイートがたくさん付きました。つまり何が言いたいかっていうと、

 

「私が作ったこのアンケートは完全に『コンテンツ』として扱われている」

 

ってことなんですよね。表題です。

 

何が言いたいかなんかわかんなくなってきちゃったけど、つまり、元々このアンケートのツイートは、「私(田仲アナコンダ)」があんま深く考えず呟いた、いつものツイートとなんら変わりないツイートだったんですよね。それがあれよあれよと拡散され、そして拡散されることによって、「こういう話題!!!!!!!!!!」として扱われるようになりました。それを私はコンテンツ化されてんな~~~~って思いました。

だってそうでしょ。多分、リツイートした人たちは、このツイートを「自分と同じ普通の人間が一文字一文字考えて打った文章」とは見なしていないんですよ。

 

これはただのこういう「コンテンツ」なので、引用リツイートで貼りつけるのは〝私〟の意見。

タメ口でリプライが来るのも、これを書いた画面側の向こうの人のことを忘れ、こういう「コンテンツ」だと思ってるから。(と私は感じました)(個人の主観です)

 

これはただのネタで、話題で、トピックで、コンテンツなので、なんというか、「自分のモノ」として扱っていいように感じちゃうんですよね。

 

 

今まで拡散されるものって、結構私の主体が入ったものが多かったんですよね、コス写真だったり、きちんと考えた文章だったり。そういうのにはマジで滅多に引用リツイが来なかったし、来てもその内容について触れてくれたものだった。つまり、「私(田仲アナコンダ)」について触れてくれたものだった。

でも今回のものは、一切「私(田仲アナコンダ)」には触れず、ただただ事象として取り扱われているなぁ、と感じました。

 

なんかすっげ~~~~~~~~~~~~~~~~ネガティブな感じに書いてるけど、正直私本人が一番に感じたのは「おもろッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」でした。

だってそうじゃない!?!?!書いてるのはおんなじ私なのに、同じように文章打ってツイートしてるのに、ここまで捉え方が違うってなんかそれは……すごくない!?!?!?!

 

凄いと同時に、ツイッターで日々見かける炎上や揉め事の根幹のようなものをなんだかひしひしと感じました。ツイッターって文章や写真や絵だけで感じにくいかもしれないけれど、そこで文字を打ち絵を付け送信ボタンを押すのは、間違いなく血の通った一人の人なのです。

 

私たちは、画面の向こうの人のことをよく忘れます。そこに人がいるということを忘れます。だから遊んでいいし傷つけていいのだと、勝手に思う層もあります。少数派と信じたいね……ッ!

めちゃくちゃ炎上しまくってた知人がいるのですが、その人へのリプとか反応とか見てるとそういうものを感じます。ツイートは確かに人間が行ったもののはずなのに、ツイートした瞬間に「コンテンツ」として扱われる。

 

コンテンツが許せないと思うのも自由だけれど、コンテンツ化するという自由もあります。個人的には、今回、「こういうことって、あるんだ!!!!!!!!!!」と自分で気づいたのがすごいでかいです。インターネッツってすごいな。

 

インターネットっていうかまあ人付き合いって全体的にすごい難しくて、未だに傷ついたり凹んだり裏切られたような気分になることもあるんですけど、私はそこで終わらないように、こうやってよく色々考えます。考えて考えて、「そうか、こういうこともあるんだ!」と事象を事象として、それこそ、自分のことを「コンテンツ化」して捉えることが、私にとってはものすごく大事なことだったりします。

 

おもしろいな~、と思います。ツイッター一つとっても、すごい面白い。一人の同じ人間から発せられたものが、こうして全く別の捉え方されてる。私は私なのにね! みたいな。

 

また、おもしろいな~~~と思うことをちょっとずつ拾い集めながら、こうしてちょっとずつ言葉にしていこうと思います。おしまい!