新成人の皆様、成人おめでとうございます!
昨日街に出たら、振袖のお嬢さん見かけて「おお〜懐かしいな〜」と思いましたBBAですどうも。
自分の成人式の時ってどうだったっけな〜とふと思い出していました。いやマジで結構前なんですけどね。だって写メ撮ったの、何世代か前のパカパカ携帯だもんね。時代って怖い。
成人式の日は、一応地元に帰って、親と一緒に成人式に参列して速攻帰りました。友人などにも一人も会わないソロプレイを満喫して、成人式ってこんなもんか〜と、はははと笑った覚えがあります。
式とか暇で暇で、大学の下宿先に住んでいる彼氏(今の旦那)に早く会いたいな〜と思っていました。
まさかあの時付き合ってた人と結婚するなんてな〜いやまぁその時から結婚する気満々だったのですが。
というわけで今日は私の結婚の話です。いや成人式関係ないやんけ。
ほら落語のまくらとかそういう感じだよほらあれそれ!(語彙力)
なんか出会いから今ちょこちょこっと書いてたのですが、「いやこれ面白くねーわ!」と思ったので割愛します。以下、私が結婚までにあった「他人ドン引きエピソード」と「コードギアスで結婚を後押しされた話」の2本立てを今日はお送りします。
とりあえず、20歳の時に今の旦那と付き合うようになりました。
大学卒業しても、実家に帰らず、旦那のいる土地で就職しました。そんで2〜3年働いて結婚かな…と思ってたらまさかの旦那が転職、引っ越し。いや嘘やろ!?と思いつつ、隣同士の県でプチ遠距離恋愛が始まりました。
隣県までは車で1時間半。そして私はペーパードライバー。
ええ、通いましたとも。毎週。
仕事終わりに、荷物を詰んだ車で向かい、日付が変わる前に旦那の家に到着。そして一泊して帰る。みたいな一歩間違えば「おっストーカーか?」という執拗な逢瀬を重ねていました。
しかも旦那は当時実家暮らしだったので、毎週旦那の実家に泊まるんですよね。最後の方慣れすぎて、旦那の実家に私しかいない、みたいな状況とかもありました。おかげさまで結婚後、嫁姑戦争一切なくスムーズに今も同居しております。
毎週通ってると、職場の人が最初は「ええ!?◯◯県に今から行くの!?」と心配してくれたのですが、だんだん「明日の休みは…ああ彼氏のとこか〜」みたいな生温かい目で見守ってくれました。結婚で仕事辞める時も「その方がいいと思うよ…」と肩ポンしてくれたので、「そこそこヤベー奴」認定されていたような気がします。
でもね〜〜「あの行為があったから結婚したのかもね」と今話したりしています。そこで私が必死にならなかったら、大学卒業後一年のスピード結婚もならなかったし、もしかしたら遠距離のまま別れてたかも、とか。
離したくないものは執拗に食らいつく、スッポンのような勢いも大事なのかもしれません。でも相手の合意と気持ちあってのものだからね!やりすぎたら犯罪だから気をつけてな。
私は、昔から家族に「なんでもすぐに信じて、騙されやすい性格だから、付き合う奴には気をつけろ」と言われつつ育ってきました。
自分でも素直すぎて、真面目すぎて、いつも損ばかりする自覚があって。
でも旦那はね〜「自分は色んなものを疑ってかかることが多いから、自分と真反対で、なんでも信じるそこが良いと思った」って言ってくれたんですよね。
私、損ばかりして生きてきたけど、それでも自分を見てくれる人が世の中にはいるんだなぁ、って思って泣けたよね。はい惚気です。
で、結婚しようと思ったんだけど、私は当時実家は出ていたけど、親がガチガチの考えの人で、自分もその考えに縛られていました。
親の言う通りに生きて、いつかは親の側に帰らなきゃいけない、って思ってて、だから「結婚しま〜〜す!もう家に帰りませ〜〜ん!」って言うのをすごく躊躇っていました。
いやでもそろそろ言わなきゃヤバい…だって早く結婚したい……とぐるぐる悩んでいた時、たまたま見ていたのがコードギアス二期。
ちょうど、ルルーシュが実の父親と対決する回。
そこで父親は幸せと分かりきっている「昨日」を求め、その世界が本当の幸福なのだと、それをルルーシュや世界に押し付けようとします。
そこでのルルーシュの返答は「それでも俺は明日が欲しい」。
不確かで、確かな幸せなど無くて、何が起こるかもしれないけれど、それでも未来を信じて叫ぶルルーシュ。
泣けますよね!?泣けるから見て。
でも、たしかにそうだなぁって。
結婚って何があるかわからない。今は旦那が好きで、好きでずぅっと一緒にいたいと思ってるけれど、それが変わってしまうかもしれない。結婚したことですごい不幸があるかもしれない。
でも私は、繰り返すばかりの、安全な昨日より、分からないけれど二人で過ごす明日を生きてみたかった。
だから、「ああ、やっぱり結婚しよう」と決意したのです。
コードギアスを見て結婚を決意する23歳の冬でした。
数日後、結婚したいと親に言う時、躊躇った瞬間、ルルーシュのそのセリフを頭の中で反芻しながら自分の意思を伝えました。
結婚という真面目な人生の一大シーンを左右する場面で、私の頭に流れていたのはcv福山潤と「自分を〜世界さえも〜〜」というオープニングの歌だったことは今でも忘れられません。
ルルーシュありがとう。おかげで結婚出来ました。
22歳の頃に、稲川淳二の怖い話を聞きながら、毎週隣県にドライブしたり、23歳の頃にルルーシュ見てなかったら結婚してなかったんだろ〜な〜と思うと不思議な感じです。
成人式の日の記憶も遠くなりましたが、すげ〜ことに今は息子の成長を見守り、数十年後の息子の成人を夢見るBBAと変貌しております。いやでも金の袴とか着たいって言われたらどうしようかね…「銀にしとけば!?」ぐらいは言ってしまいそう。
何はともあれ新成人の皆様おめでとうございます。これからの人生、これからの選択、どうぞ楽しくありますように!
おしまい!