文字と気持ちの墓場

二人の息子のおかーちゃんしながらコスプレと同人活動やってます

出産がヤバすぎて同人デビューした私の話

今日、色んなイベントが都会の方でありましたね~!オンリーイベントとかオンリーイベントとかオンリーイベントとか!

私はお留守番組だったのですが、それでもツイッターでイベントの空気感とか、色んな方々が楽しんでいる様子を見ているとすごくわくわくテカテカしてハッピ~になれるので、イベント大好き~~~!

とはいうものの、私が同人イベントに初めて行ったのは子供を産んでからなので、ごくごく最近のことです。それまでコスプレイベントには何回か行っていたけれど、同人誌買ったり自分で本作ったりとかは、全て子供が生まれてからのこと。今日はそんなお話。

 

いや自分でも、人生わけわかんねーな、と思うのですが、なんでこうなったかと言うと出産がきっかけです。

 

出産、しぬかと思った。(感想)

 

12時間でなんとかひねり出して、まあまあ安産だったと思うのですが、それでもしんどかった。死ぬかと思った。ちなみに出産時のレポも書いてましたね、忘れてたわ。

anakonda69.hatenablog.com

 

ネタが満載なので、ありがたいことに今では私の「滑らない話」の一つになっているのですが、まあしんどかった。

産んでからも体がガタガタで、肩こりが酷過ぎて座ってられないくらいだったし、乳は出ねぇわ、実の母親に信じられない言葉を投げられて人間不信になるわ、まあなかなか愉快な産後でした。ボロボロ。

それでも小さい赤ん坊は私がいないと生きていけないし、なんとか必死で食らいつくように親子で日々を過ごしていて、そんな極限状態の中思ったことがひとつ。

 

「死ぬような思いをしたんだから、これからは自分のやりたいことをやって生きよう」

 

それを思ったら、ほんの少しだけ目の前が明るくなって、そして同人イベントに申し込んでいた、と…(起承転結とは)。

まあきっかけのもう一つに、10年くらい追っていたジャンルが、大阪でオンリーイベントするっていうのも大きかったのですが。「これを逃すとこのジャンルのオンリーが、近場に来ることはない…!」という一心でサークル参加を申し込みました。そして実際、あれから三年経つけれど、あのジャンルのオンリーは開かれていない…正しい判断だった…。

 

そこからは、まあ子供のこととかもあるんで、「一年に一回」のペースでサークル参加しています。今年は無理かな~と思っていたけれどなんだかんだ出れて良かったね。

 

最初はものすご~く拙い本でした。ページのアキとかも適当だし、字下げもちゃんと出来てないし。次に作ったのは友達に表紙を描いてもらって、もう少しきちんと中身を綺麗に整えて。そして今回なぜかテンション上がりまくって同時に三冊新刊作りました。お金と時間がなかったので、全然凝ってないけれど、中身は見やすく丁寧になって、ようやく本としての装丁が整えられたなあと、大変満足しています。

 

今五冊、私の手元に私が作った本があります。

そりゃ、子ども生まれる前だったら、もっとばんばんイベント出れて、ガンガン徹夜して本も出せて、じゃんじゃん都会のイベントも行けたかもしれない。子供に授乳しながら書いたりとか、子どもに新刊の箱を開けられて「これお菓子じゃないー!」って泣かれることもなかったかもしれない。

それでも多分、出産というあの「死ぬかと思った」経験がなければ、私は多分本を出していなかった。

 

他の人に比べたら、とても遅い同人デビューかもしれないけれど、きっとこれが、私の最短のスタートだったんだろうな、と思います。

 

この間フォロワーさんに会った時、「子育て中でもいろいろされていて、すごく元気もらいます!」と言ってもらえてすごくすごく嬉しかった。

私はマジでやりたいように生きていて、決して褒められた、良い母親じゃない。それでも自分が楽しくにこにこ生きていると、息子もにこにこしてくれる。多分子供のことしか考えられない私だったら、ここまでにこにこ出来ていない。推しと萌えと創作活動があるから、私は今こうして、立っていられる、と思います。それに息子が生まれてないと、そもそも同人活動してなかっただろうしね!

 

まあとにかく、「へー、そんなきっかけで同人始めた人もいるんだ」みたいに思ってくれたら嬉しいです。そんぐらい出産はすごい思い出だったんだ…。

 

ちょっと二年くらい、イベント参加はお休みしますが、またすぐ帰ってきてまた新しい本出したりしたいな~と今からわくわくしています。今度はグラデ表紙の本作りたい。じゃあね!