文字と気持ちの墓場

二人の息子のおかーちゃんしながらコスプレと同人活動やってます

最近の文字書きが上手すぎて頭を打ちつけている話

 いやまじでさ~~~~最近の人たち、文章が上手い。すごい。オバちゃんびっくりしちゃう。めっちゃ久々のブログで何言ってんだいという感じだけれど、最近ぼ~っと思っているひとり言を、ちょっとぽつぽつ語らせて欲しい。まあおミカンでも片手にどうぞ。

 

 一年前にとあるジャンルにうっかりハマってしまい、あれよあれよという間に公式からの供給もバーン!と来て、二次創作もがつーん!と増え、毎日そのジャンルであっぷあっぷしている。息が出来ねえ。

 そのカップリングで検索すると山ほどピクシブでイラストや漫画や小説が出てくるし、ツイッターでは毎日カップリング絵やSSが流れてくる。すげー。すげえよマジで。

 オバちゃんは毎日「ありがてえ…ありがてえ…」と言いながらその萌えを啜って生きている。二人がいちゃいちゃしてるイラストを見ては「ウッ!!」と顔を覆い、SSの文章を見ては「はー…むり…えっち…」と呟いて泣いている。幸せそうですね。

 

 いやホント、幸せなのだハッピーなのだ。でも、これはめちゃくちゃ調子の良い時の話であって、調子が悪い時は、すごい好きなそのカップリングのイラストも漫画もSSも、特に小説が、見れなくなる。なぜだ。なぜでしょう。私も書く人だからです。

 

 書くという行為は、多分小学生くらいから始まり、もうウン十年近く何かを書いている。全く書かない期間もたくさんあったけれど、今回このジャンルにどっぷりハマってしまったことで、今年の五月から狂ったように二次小説を書きはじめた。

 書く前までは、そのカプの小説を読むのが大好きだったのだ。はっぴ~と言いながら読んでいたのに、あら不思議、自分が書くようになって読めなくなった。

 

 だって、みんな文章が上手い。はい表題です。

 

 いやみんなどうなってんの!?上手いわ!びっくりするわ!!と毎回驚いている。緻密な情景描写、人物の姿形や表情が目に浮かぶような丁寧な表現、それと整った構成。えっちな文章は「ひぇ~~えっちだ~~~」となるし、あとあと…とにかくなんかすごい。とにかくうめえ。しかもそれが、自分より大分年下の人たちが書いている。な、なんだこれ~~~!世界すげぇ~~~~~!(大の字)

 

 そんな「スッゲェヤツラ(cv.野沢雅子)」の文章を読んだ後で自分の文を見ると、ホント、頭を打ちつけたくなる。「Oh…」と呟き、色んな気持ちがぐちゃまぜになって息子(3歳)に「ひぇ~~~~~ん」と抱きつく。そして「ママ、あっちいけ」と言われるまでワンセット。脱線。

 

 下手。自分の文章が、すごく、下手です…。

 

 ありがたいことにそんな私の文章を「好き」と読んで下さる方がいることも分かっている。すごくすごく分かっている。ありがたい、本当にありがたいですありがとう。(語彙力)

 でもね~~~~下手なのよ~~~~~。こういった日記の文章見てるだけで分かるでしょう、下手なんですよ~~~~。

 

 語彙力、文章構成力、表現力が圧倒的に足りていない。それが分かっている。特に情景描写が苦手すぎるので、それをきちんと丁寧に書いている人の文を読むと「すごい!素敵!でも私には書けない!悔しい!」となる。

 

 そう、悔しいんだよね。この気持ち。Ohこの気持ちさえなければ素直になれるのに…と何回思ったことか。素敵な文章を読むと「ッカー!すげー!でも自分には書けねえ!」と絶望し、すごい展開を見てしまうと「うっそでしょ…天才…なんで私思いつかなかったの…」と頭を抱えてしまう。

 作るものってのは、罪深い。ホント。

 ただの一般の受け取り手として読みたい。書くときは書くとき、読むときは読むときで、頭空っぽにして嫉妬も羨望も羨みも悔しさも何もなく、はっぴ~に人様の文章を読みたい。それが、なかなかできない。

 

 いや調子の良い時はできるんですよ。今なんてまさにそうで、「ハッピー!」って言いながらSSとかちょこちょこ読んでいる。でもそんな調子の良い時でも、ピクシブの長い小説とかは一週間に一本くらいしか読めない。自分のと比べて、穴に入りたくなって、いいねとかブクマ数とかちらりと見ちゃって、「ひえー!桁が違う!そりゃそうだよね!面白いもんね上手いもんねー!!」と、色んな気持ちがどろどろになってしまう。

 

 別に比べたくて比べてしまっているわけではなく、これは単純に私の性格がねじ曲がって歪んでいるから、というのもよくよく分かっている。それでも比べちゃう。そして自分の文章を見て「ぴえええん」となる。繰り返し。

 

 これを脱する方法は分かっている。書かなきゃいい。作らなきゃいい。それでまた元のハッピ~ライフに戻れる。

 

 とは分かってるんだけど、私は今日も書いてしまう。書く、書く、書きまくる。その理由も分かっている。私は、私の書いたものが大好きなのだ。

 

 そうなんだよな~~~~どんだけ文章が下手でも、言葉足らずでも、語彙力がなくて勢いだけの文章とお話でも、私は私の書くものが、好きで好きでたまらない。まあそりゃそうか。私の好きな大島弓子川原泉パタリロガラスの仮面ハチクロ彼氏彼女の事情とかを混ぜて抽出してどろどろにしたようなわけのわかんね~話なんて、他の誰も書いてくれない。私が一番欲しい話は、結局私しか知らない。だから書いちゃう。

 

 自分で書きながら、ばかだなあと思いつつ、ぽろぽろと泣いてしまうこともある。ぶはっと吹き出してしまうこともある。あと書いて一カ月経つと内容を綺麗に忘れるので、「この台詞…天才では…?」と褒めたたえることもある。まあとにかく、そんなわけで書いてしまう。多分、飽きるまで書くと思う。

 

 今日もまた書く。朝起きて息子が起き出す前に二、三行書いて、保育園送ってバイトに行って、休憩時間に書いて。バイト行って、保育園のお迎えの時間までに書いて、お迎え行って、ご飯作って、お風呂洗って入って、寝かしつけバトルして、ふうやっと書けるぜと思ったら旦那が帰ってくる。旦那と今日の話して、二人でソファーに並んで撮りためた深夜アニメ見て、そのあとようやく布団に入って、文字を打ちながら寝落ちる。忙しい。いやこの毎日でよく書けてんな!?

 

 相変わらず他の人のお話を見て「うぉーーー!すげーーーー!ひえーーーー!」と叫び声をあげることも多い。比べちゃうことだってある。でもやっぱり他の方の作品だって、大好きなのだ。いつも素敵なものをありがとうございます。

 自分もがんばろ、と忙しい生活の中で思う。ああ時間が足りない。もっと書きたい。もっと勉強もしたい。もっと息子ともぷにぷにしたい。もっと他の人のお話も見たい。もっと、もっと。

 

 大好きな大島弓子の漫画「ノン・レガート」にこんな文がある。

『そう時間が足りない……(中略)漫画をかく時間がないのである。だけどそれだけにかいている時が貴重になりかく時間もまちどおしく、紙にむかって私は夢中でかいている。そういう毎日です』

 そうこんな感じ。私の毎日はばたばたと慌ただしく、だから書く時間が愛しくて夢中になる。

 昔はもっと人と比べていた。嫉妬や羨望でねとねとになって、書くことなんてできなかった。でも今は、走るように毎日を過ごし、すこし、ほんのすこおしだけ人と比べることが薄くなった。(まあしちゃうんですけど)

 それに前より、書く時間が取れなくて、その分できたものを、素直に好きになれるようになった。まあ短い時間で書いたから荒いよね仕方ないよねハッハッハという言い訳の分甘いのかもしれないけど!ハッハッハ!

 

 相変わらずオチが下手なんだけど、まあそんなわけで今日も書いている。いや今日はなんかわけのわからない整理のためのひとりごとだけれども。

 とにかくま~~~オバちゃんぼちぼちやってくよ!じゃ、息子迎えに行ってくるわ!!