文字と気持ちの墓場

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【映画:聖☆おにいさん感想】:私たちはただの立川の住人になっていた

そういえば皆様、アマゾンプライムで「聖☆おにいさん」の映画が見られるのはご存知ですか?

 

聖☆おにいさん

聖☆おにいさん

 

 プライム会員ならタダで見られちゃいます。というわけで何の気なしに見てみました。

 

いやこれがまあ、

 

おもしろ~~~~~!何これ~~~~~!

私今、立川の住人になってる~~~~~!

 

って感じで面白かったので感想です。

 

①声が良い

まずね~~ブッダとイエスの声がいいよね。

最初はブッダ星野源に「こんなんブッダじゃない~~~~!違うの~~~~!もっと流暢にしゃべってほしいの~~~~!」とか思ってたんだけど、最後のほうになると

「ペロッ…!これは星野源にしか出せない味…!」ってなっていました。とても良い。

エス森山未來は最初からサクッと脳に入ってきました。

とにかく見終わる頃には「この二人だからこの味が出せたのかな」と思いました。

 

②原作そのままじゃないんだけど、原作を生かしている話の流れ

これ私の文章が下手すぎて上手く伝わってないと思うのですが、とにかく話の流れが好みでした。

春~冬の一年を描いている作品なのですが、その中の夏と秋が秀逸。

春と冬は、漫画の通り、ブッダとイエスをメインにおいて描いてあるのですが、夏と秋はブッダとイエスではなく、立川の人たちの目線から描いています。

これがね、すごく良い。

夏はブッダを狙う小学生の目線メイン、秋はブッダとイエスが旅行でいなくなった立川の様子を描いています。

主人公二人ばかりに目線を置くのではなくて、他のいろんな住人の目線を置くことで、「ここは…立川…?ブッダとイエスは本当にいる…??」と錯覚してしまう気分になりました。

私が好きなのは秋。

ブッダとイエスが旅行で数日家を空けているだけなのですが、「最近あの二人見ないな…」という立川住人の物足りなさがすごく現れています。

本当に秋のワンシーンにぴったりな、なんともいえない空気感が立川の風景とともに映し出されて少しだけ切なくなりました。

また流れる挿入歌がとてもノスタルジック。ってこれの歌星野源じゃないんか~~~いって突っ込んだのは私だけではないはず。(主題歌は星野さんです)

 

③是非お酒やおいしいお菓子を手に見てほしい

総括となりますが、家でお酒を飲みながらだらだらと見るにはめちゃくちゃ適した映画でした。

誰も何も傷つけない、見ている私も何も傷つかず、何も考えず見られる。

結構映画見てると色々考察とかあれやこれや考えてしまって、ボーっと見るというのが出来ないタイプなのですが、これはもう無条件で頭空っぽになります。良い。

是非飲める人は、お酒飲みながら見てほしい。飲めない人は、おいしいお気に入りのお菓子を食べながら見てほしい。気を抜いて、一番自分の楽な体勢でごろごろ見てほしい。「なんか見よっか」って時に、なんとなく流してほしい。そんな映画です。

 

 

おしまい!